秘境で出会う、忘れられない日本の素顔、徳島・大歩危

高知龍馬空港から車で山道を走ること約1時間。深い霧に覆われた山間にぽつぽつと里が見えてきた。

ここは、日本三大秘境の徳島県・大歩危。古くから妖怪伝説で知られるこの土地は、深く切り込んだV字型の深い渓谷があり、一歩あやまれば一大事となる箇所がたくさんある。むやみやたらに危険な処に人が近づかないよう、妖怪伝説は語り伝えられ、人々の暮らしのなかに生き続けてきた。

そのため、大歩危はまるで時が止まったかのような、手つかずの自然が今に残っている。

古代の知恵が息づく「かずら橋」

古代の人々が自然のサルナシなどの葛類を使って架けられた「かずら橋」は、まさに技術と知恵の結晶。三年ごとに修復が行われるこの橋は、時代を超えて変わらぬ美しさを保ち続けている。

橋に足を踏み入れると、足元には轟音を立てて流れる川が広がり、揺れる橋に途中で立ち止まってしまう人が続出。

山間の小道にひっそりと佇む、落合集落の魅力

落合集落は、山の斜面にそって広がる集落である。集落内の高低差は約390mにも及び急傾斜地に集落を形成している。

ここには古き良き日本の生活が息づいており、民泊での滞在も可能。民泊では、木を伐り、薪を作り、素朴な料理を楽しむことができる。落合集落でのひとときは、心の平和を感じるための素晴らしい機会となるだろう。

渓谷を駆け抜ける爽快感!「ジップライン」の魅力

自然ならではのアクティビティも充実。

フォレストアドベンチャー・祖谷では、渓谷を駆け抜けるジップラインが体験できる。この爽快感は、一度味わうと忘れられない。

山々の間をスムーズに滑走しながら、自然と一体化する感覚は最高。さらに、足元には祖谷川が広がり、周辺が一望できる絶景を楽しめる。

不思議な歓迎を受ける「名頃かかしの里」

「名頃かかしの里」では、実在の村人をモチーフにした350体のかかしが村の至るところにいる。バス停や農地に木材所、そして学校にも。まるで、本当に暮らしているようだ。この小さな村には現在20戸の住民しかいないが、地元の一人の女性が11年の歳月をかけて作り上げたかかしが、村の賑わいを取り戻している。

かかしが並ぶ風景は、まるでたくさんの人々に迎えられているかのような不思議な感覚を与えてくれる。

自然の中で心も体もリフレッシュ、至福の宿泊体験「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」

川のほとりに佇み、美しい景色と温泉、そして地元の新鮮な食材を活かした郷土料理をはじめとした美味なる料理が評判で、トリップアドバイザーの評価は常にトップである。

朝、夜とも料理の品数が多く、夕食に出される料理長自ら配合のお出汁の味噌鍋が美味で、 飲み干してしまいたいほど。

また、蕎麦から作った大歩危地方の郷土料理「そばすべし」が絶品。厳選したこだわりの優しい味が特徴。

客室は全室から大歩危峡の壮大な景色を眺めることができ、自然と一体化したリラックスした時間を過ごせる。

徳島の大歩危での時間は、ただの旅行を超えて、日本の素顔と深い魅力に触れる貴重な体験となる。自然の中でのひとときは、心が瞬時に平穏を取り戻し、リラックスするための完璧な環境だ。

また、地元の人々の知恵や生活方式に触れることで、日本の最も素朴で純粋な生活様式を深く理解することができる。
。大歩危での滞在が、皆さんの心に残る素敵な思い出となりますように。

『峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか』」

徳島県三好市山城町西宇1644-1

買って帰りたい、遊山箱

桐製の遊山箱 6000円(税込)

徳島県の「遊山箱」は、日本の伝統と自然の魅力を家に持ち帰ることができる、素敵なお土産。この美しい箱は、ピクニックやハイキングに最適で、三段に分かれた構造が特徴。

  • 第一層:色とりどりの前菜やおつまみ。
  • 第二層:肉や魚、お寿司などのメインディッシュ。
  • 第三層:ご飯やデザート、讃岐うどんや季節の果物、甘いお菓子。

アクセス

JR(大歩危駅まで)
岡山駅から1時間50分
高松駅から1時間20分
高知駅から1時間

車(大歩危まで)
高知龍馬空港から1時間20分
高松空港から1時間50分
徳島阿波おどり空港から1時間50分

筆者プロフィール

日本に来て13年になる中国出身の愉快で楽しい女性です。旅行をこよなく愛し、日本のほとんどの県を訪れた経験があります。買い物が大好き、今回の大歩危で地元の特色ある阿波Tシャツや、遊山箱などを購入しました。遊山箱は地元の「ひのき」で作られています。家に帰ってから父にプレゼントしたところ、非常に喜んでいました。さすがは日本の職人が手作りしたものだけあって、とても精巧で、ほんのりとした木の香りも漂っています。すでに家の装飾品として飾られています。

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