建築が面白い!大阪・関西万博に行ってきました。

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  • 更新日

    • 2025-05-11


 

▲大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」

海外から158の国・地域及び7つの国際機関が参加する「大阪・関西万博」が、4月13日に開幕しました。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。会場では、空飛ぶクルマやiPS細胞から作られた人工心臓「iPS心臓」、さらには大気中の二酸化炭素を都市ガス原料へと転換する施設など、最先端の未来技術が多数披露されています。

今回は、会場の雰囲気や建築デザインなど、その概要をご紹介致します。
■ストレスなく、快適に見学するためのポイント
①大阪・関西万博会場へは、大阪メトロ「中央線」が便利!
地下鉄・バス・船などの交通手段がありますが、おすすめは大阪メトロ中央線です。電車の本数が多く、大阪市内から約30分でアクセス可能。会場は「夢洲駅(ゆめしまえき)」に直結し、目の前に広がっています。
②来場は涼しい時間を狙って!
 万博の会期は10月13日までですが、過去の万博では会期後半ほど混雑する傾向があります。また、夏に見学を予定している方は、快適に見学するなら午前中または夕方の涼しい時間の来場がおすすめです。
③入場事前日時予約とパビリオン事前予約!
 会場入場には公式チケットサイトで入場チケット購入し、来場前に来場日時予約が必須です。また、パビリオン入場も事前予約ができるパビリオンもあり、気になるパビリオンは予約を済ませておくと時間を有効に使えます。
▼来場日時予約の詳細は大阪・関西万博公式HPをご確認下さい。
 https://www.expo2025.or.jp/tic...

それでは早速、会場内を見ていきましょう!
■先ずは「大屋根リング」に上がって、会場全体を把握しましょう。
 日本の神社や仏閣で用いられる伝統的な木組み技法を取り入れ、国産のスギなどを使って建てられた、木造の巨大な屋根構造です。高さは約12m(外側は約20m)、全長は一周約2kmにも及びます。この「大屋根リング」の内側には、世界各国のパビリオンが配置されており、上から見渡すことで、其々の位置や建築デザインを一目で楽しむことができます。

▲写真左側が高さ約20mの外側大屋根、右側が高さ約12mの大屋根

▲大屋根の下の部分、暑い日や雨の日はここで過ごすのがおすすめ!

▲夜は22時まで開館していますので、夜の大屋根も必見です。

■建築的にカッコイイ!パビリオン。
どのパビリオンも目を引くものばかりなのですが、中でもカッコイイ!と思ったものをご紹介します。
「機械戦士ガンダム」を通じて世界中の人々とつながり、ともに未来を考える場を目指す「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

▲高さ約17m、総重量49.1tの機動戦士ガンダムが迎えています。

・ポルトガル館・・・テーマ:「海洋:青の対話」 設計: 隈研吾建築都市設計事務所

パビリオンの外観には、吊り下げられたロープやリサイクルされた網が使用されています。

エレガントで大きく広がる翼を模した大胆な建築のクウェート館


■IT技術や映像を駆使した注目のパビリオン
高くそびえる群山から着想を得た「心の山」が建築デザインコンセプトのTECH WORLD


・館内は最新のデジタル技術や立体映像が満載!

 「生命」「未来」「自然」というエッセンスに、デジタル技術や立体映像技術を融合させた展示を通じて、来場者の視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚、そして感性といった「六感」に訴えかけます。さらにデジタル技術を活用し、先端技術が私達の暮らしにもたらす変化についても紹介しています。
 
■夢が形になる場所、毎夜のパフォーマンスも楽しみなシンガポール館

「ドリーム・スフィア(夢の球体)」と名付けられた外観は圧巻です!

・館内はデジタル技術と立体映像技術を融合させた先進的な展示が展開されています。

 バビリオン内では、シンガポール出身のアーティストによる五感を刺激する没入型のアート・インスタレーションを通じて、シンガポールがどのように夢を現実に変えていくのか、そのプロセスを体験することができます。
 3階のドリームフォレストでは、光と音楽のショー“マジックアワー”(毎晩3回)が開催され人気を博しています。
 
こころを寄り添い : いのち花開く未来へ:With Heartsがテーマの韓國館

▲幅約10m×高さ7mの巨大なスクリーンの外観は圧巻です。

・館内はAI・音・映像を駆使した3つの展示スペースで構成されています。

 中でも注目は、「一つとすべてをつなぐ光と音」の展示。世界中のあらゆる言語で話された声をAIが音楽へと変換し、特別な照明演出と組み合わせることで、臨場感あふれる共感体験を提供しています。
 
共に創出できることを想像しよう」がテーマのアメリカ館

外装両サイドがLEDの大画面になっていて、アメリカの名所が写しだされます。

 最新のIT技術や映像表現を取り入れた展示で、来場者にインスピレーションを与える体験型の空間が広がっています。館内はつながり、イノベーション、旅、宇宙など5つのテーマで構成されています。

 テーマの一つイノベーション」:時間や空間を超えて生まれる多様なインスピレーションやコラボレーションを通じて、イノベーションがより良い暮らしを実現していく—。そのプロセスを、迫力ある映像と共に分かり易く紹介しています。
 
■マンホールも大阪・関西万博仕様になっています


■大阪・関西万博会場への行き方
 大阪中心街からは、大阪メトロ中央線に乗り、終点の「夢洲駅(ゆめしまえき)」で下車し、会場東ゲート入り口に直結しています。詳しくは大阪・関西万博協会の公式HPをご確認ください。
 https://www.expo2025.or.jp/exp...