福岡・アートな暮らしが感じられる町~博多旧市街

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  • 更新日

    • 2025-04-10

 JR博多駅から徒歩10分の博多旧市街は、茶祖とされる栄西や、羊羹や饅頭の製法を日本に伝えたとされる聖一国師が営んだ古刹が佇む、静かなエリアです。静けさが漂うこの場所には、日本茶や地元の織物を使ったお店、ギャラリー、飲食店などがあります。古い町並みを散策し、日本の伝統文化やアートに触れながら、ゆっくりとした時間を過ごすには最高の場所です。

早速旧市街を歩いてみましょう!
■80年以上前に生産された綿織物を復元したテキスタイルショップ「メゾンはこしま」

 福岡で約80年以上前に生産され、庶民が親しんで普段着に使用された綿織物の「箱崎縞(はこざきしま)」。「メゾンはこしま」はその綿織物を復刻し、誰でも着やすい様にシンプルな縞模様が入った服や布小物を展開するお店です。

・おすすめ商品①・・・箱崎縞の生地を使い、軽くて肌触りが良い「はこパン」 14,850円(単衣)消費税込み、以下同じ

 通常、織物の糸は強度を増すために複数の糸をより合わせますが、箱崎縞は単糸で織られています。洗うほどに糸自体がほどけ、柔らくなり、肌触りが良くなっていきます。その特性を活かしたパンツです。サイズはフリーサイズです。

・おすすめ商品②・・首廻りがとても綺麗に見える「はこシャツ」 16,500円

 「はこシャツ」は、フランスのバスク地方で着られていたシャツを模して作られています。肌触りがとても良く、襟がなだらかなVネックになっているため、首廻りがとても綺麗に見えます。サイズはM・Lの2サイズです.。
 
■さまざまな日本茶と果実や穀物などを合わせたブレンド茶とお菓子を楽しめる「SABOE HAKATA」

 お茶にゆかりのあるこの地で、人々の暮らしの中で気軽に日本茶を愉しめる場所となることを目指した日本茶専門店です。1階には日本茶、菓子、茶器などを取り扱う売店があり、2階には販売されているお茶を愉しめる茶房があります。

・おすすめのお茶・・・玉露ならではの贅沢な味わいを楽しめる 「T., Collection」 の 「3 玉Gyoku」 

 「T., Collection」 は、全国各地のお茶と果実や穀物などを組み合わせた独自の製法によるブレンド茶です。その中でも「3玉Gyoku」は、珍しい玉露のブレンド茶で、九州・八女の伝統的な玉露の甘みと、京都・宇治の玉露の苦みを絶妙にミックスしています。

・2階茶房でのおすすめメニューは「一服一煎の小茶会」 5,500円 

 ご挨拶のお茶に始まり、三種のお茶とお菓子がセットになった、日本茶のアフタヌーンティーの様なメニューです。目の前でお茶を淹れる様子を見ながら、お気に入りのお茶を異なる温度のお湯で淹れ、味の違いを気軽に愉しめます。英語版メニューもあります。
 
■東京にもギャラリーがある現代美術の 「BASE GALLERY HAKATA」

▲イサムノグチの彫刻がお出迎えします。

 1986年設立のBASE GALLERYは、先ず作家のことを知ってもらいたいという思いから、年間6~8回の企画展を開催。展示される作品は日本国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと幅広い地域から集められ、ジャンルもモダンからコンテンポラリーの絵画を中心に、彫刻、写真まで多岐にわたります。

・おすすめの作品①・・海外でも人気の、五十嵐 彰雄(あきお)の「色面(相)11-S30 」 キャンバスに油彩

▲画像出典:BASE GALLERY

 韓国でも個展を開催し、人気を博している作家の作品です。時間の積み重ねを表現しており、眺めているだけで時間と共に印象が変わり、見る度に新たな発見がある奥深い作品です。

・おすすめ作品②・・・アクリルガラス作品、西川勝人(かつひと)の「ノクターン」

▲画像出典:BASE GALLERY

 建築を学び、様々な光と色の見え方を探求している作家のこの作品は、色の多様性を実感させてくれます。また、空間全体の静けさを感じさせ、空間と人、作品が馴染む様な印象を与えます。

■お店の場所
 
・メゾンはこしま
   福岡県福岡市博多区御供所町12-2 本山ビル1階
 ・SABOE HAKATA
   福岡県福岡市博多区御供所町5-27 グラムビル御供所町(ごくしょまち) 1階
 ・BASE GALLERY HAKATA
   福岡県福岡市博多区御供所町5-27 グラムビル御供所町 1階
  ※詳しいお店の情報はHP或いはSNSをご確認下さい。